バラ十字会

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自我は死後も生き続けるか

ラルフ・M・ルイス、F.R.C.

来世

 心理的には、人間は自分自身の理想の世界を創造しようとしていたのである。彼は自分の愛する人々が自分の世界に住んでいるようにし、そしてその中にはこの世の人間的欲望と願望を満たす様々の物や状態を設定したのだった。来世の世界はこの世の状態と快楽とを移転したものになっていたが、しかし、如何なる苛立ちも制限も限界もないものとなっていた。こうしてあの世は、自分に最も好ましいと人間が考えたことに従って、したい事は何でも出来る場所になったのである。次の人生についてのこの概念では、次の存在はそれが与えてくれる幸福という点ではこの人生を超越しているものになり、死というものは単なる連続する存在の中の瞬間的な中断でしかないものになったのである。

 人間は痛み、悪、苦しみ、否定、個人的力のあらゆる制限を端的にこの地上だけのものにしてしまっていたことに注目するのは興味深いことである。地上世界と肉体身体自体とは制限しているのである~事実、初期のギリシア人が考えていたように、肉体はソールの牢獄なのである。ソールあるいはソールと同一視されていた自我が身体から去る時、そのような邪魔者は全て脱ぎ捨てられると考えられていた。

固執される信念

自我は存在し得なくなるのか?

宇宙意識

横罫線

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